お米農家の佐藤慎一さん

女房が語る!佐藤慎一・自然米の栽培日記

佐藤慎一という男

趣味が百姓の、明けても暮れても百姓だらけの朴とつな男。
家族は、父と母と妻と、息子二人の6人。古くからの百姓家で、ずっと大家族です。山あり、川ありの田舎暮らしですが、人らしい暮らしをさせてもらえる所です。
二十歳から百姓を始めました。自然でありのままの米作りがしたいと思い、肥料や農薬を使わずに米や野菜を作っています。今年、無農薬栽培39年を迎えましたが、毎年毎年一年生です。それぐらい、百姓は奥深く、難しく、また、魅せられるものです。

無農薬栽培38年を過ぎましたが毎年毎年一年生です

佐藤さんのお米

農薬・肥料を使わずに森林や野原をお手本にし、生き物が持つ力を最大限に生かし、自然の循環に添った、「お手伝い」。それが、今の自分にできる精一杯の百姓仕事です。
自然とともに暮らすには、採集生活が一番かとは思いますが、安定した食物供給のために人類は”栽培”を知りました。この“栽培する事”自体がもう自然に反することなのかも知れません。ですから、自然に添った栽培というのは思った以上にとても難しく、毎年毎年試行錯誤の連続です。おそらく、この先ずーっと続く事でしょう。
それでも、「これだ!」と思った以上、やるしかないのです。

稲穂 鳥海山の麓